令和2年1月1日現在で西尾市の人口は172,333人。これからどうなる?どうする?を考えてみましょう。

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こんばんは、愛知県西尾市の公務員・村田裕昭です。

皆さんは、自分の地域の人口を知っていますか?
また、人口増減による暮らしや仕事の変化を感じる場面はありますか?
僕らの生活の中には、実は気づかぬうちに各自治体による人口減少社会にむけたサービスや事業が立ち上がっていたりします。
ともなると、知っているか知らないかであれば知っておくことに損はありません。

今回の記事では、令和2年・2020年という新年の始まりという節目でもありますので、僕か働く、暮らしている西尾市の人口状況をお伝えしたいと思います。
同時に、あくまで個人的なこれからを少し考えてみたいと思います。

※以下「令和」で記します。

西尾市が公表している令和2年1月1日現在の人口は172,333人です。
内、日本人は162,190人、外国人は10,143人です。

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まず、総人口から見ると、平成31年4月1日現在と比べて−91人という状況です。
(令和元年度の推移)
・4月 172,424人
・5月 172,344人
・6月 172,345人
・7月 172,384人
・8月 172,332人
・9月 172,435人
・10月 172,403人
・11月 172,399人
・12月 172,339人
・1月 172,333人

総人口の内訳として、日本人と外国人を分けて見比べてみるとこんな推移になります。
◯日本人
・4月 162,765人
・令和2年1月 162,190人
→差し引き−575人
◯外国人
・4月 9,659人
・令和2年1月 10,143人
→差し引き+484人

推移だけで単純に言えば、日本人が減少し、外国人が増加傾向にあることで、西尾市全体の人口は約170,000人として保たれていると言えます。
(細かな要因はあるとは思いますが今回その点については割愛)

今年度を振り返る中で個人的に印象深いのは、過去にも記事にしましたが昨年の9月1日現在で外国人が10,000人を越えたことです。
ブラジル、ベトナム、フィリピンに続き、全47カ国の外国籍の方がいるということからも、今後の西尾市において多文化共生が必須であることは明らかです。
(過去の記事はこちら)

今後益々の多文化共生社会に!西尾市に在住する外国人の方は10,000人!!

さて、西尾市の人口はどのように推移していくのでしょうか?
そして、皆さんはどうなる?どうするんてましょうか。
ということで、以下にはあくまで個人的な見解として少し書き出してみました。

①人口増減は横ばい
おそらく、令和2年1月1日から令和3年1月1日で見比べてもあまり大きな変化はないと予想。
起こりうる予想は、日本人は高齢者の方の超寿命化を考慮すれば急激な減少はせず、それよりも若い世代の転入転出の動きが増える気がしています。
現在の社会や時代においての働き方はもちろん、生き方に対して選択肢と多様な価値観がもたらされている影響が大きいと思います。

(ちなみに、西尾市には100才以上の男性が3人、女性が43人もいるようです。ワオです!)

一方で、外国人の微増を予想するのは、西尾市が力を入れている企業誘致の影響があります。
県内屈指のものづくりの町である西尾市には、製造業や物流をはじめとした企業が新たな拠点を求めて多く集っていただいています。
大企業に限らず、中小企業においても外国人就労者が多いことから、連動して就業者増加=人口増が予想されまれます。
目先の推移が増えた・減ったの一喜一憂ではきりがありませんので、まずは、自分の生活の中で感じられる何気ない気づきから将来的な変化を予想してみることが面白いと思います。

②多文化共生社会への対応強化
西尾市では、外国人の増加にともない、様々なので対応に尽力しています。
防災アプリ、やさしい日本語講座、通訳の拡充、市民課におけるモニターの設置、FacebookなどのSNSの多言語対応など、日本の中で外国人の方が少しでも暮らしやすくなるための創意工夫に取り組んでいます。
僕の仕事(税の収納業務)においても、通訳の方が文書や封筒に外国語を表記したり、他課とコミュニケーションをとって解決してくれたりと改善に取り組んでくれています。

外国人の方に精通する方面からすればまだまだ不足する面もあるとは思いますが、色んな意見をいただいた中でできる限りのスピード感をもった対応を努めているのではないかと僕自身は認識しています。
今後も引き続きご意見とご協力をいただきながら、一緒にいい西尾市にしていけたらと思います。

③スマート自治体・スマートシティへの変化
昨年より、西尾市では「スマート自治体推進プロジェクト」が立ち上がっています。

西尾市が「スマート自治体推進プロジェクト」を始動しました!!

テクノロジーの進化にともない、僕ら公務員の仕事をプラスに変えていく=今までできていない部分に着手できることでよりよい行政運営を目指しています。

また、西尾市の地域においてもキャッシュレスの導入など便利で楽しめる環境を整えることも並行することで地域全体がスマート化されていくことも人口動向に影響を与えるかもしれません。


勝手にまとめると、これからの西尾市の人口増減を含む暮らしを考えるうえで重要なのは、日本人も外国人も関係なく、西尾市に住む、働く、関わる人が西尾市についてを考え合って、行動していくことで、その時代に合った変化を起こしていくと同時に、変化を許容していくこと、変化が起きたらわかりやすく伝えていくことだと言いたい。
将来的な人口減少は避けられないにしても、「西尾市の人口の推移なんて知らない、関係ない」ではなく、一人でも多くの方が未来はどうありたい、どうなりたいという当事者意識が今後の世の中で共存・共助をしていくためのはじまりだと思います。
そのためにも、僕は定住・移住促進であるシティプロモーションを形式的なものにせず、西尾市ならではの魅力をPRし、認知度、定着度ともに高いモデルにすべきだと考えます。

少しかたい話にはなりましたが、新年の始まりや年度が替わるタイミングでわが町の人口を知る、考えるきっかけにするのも悪くないのではないでしょうか?
僕は西尾市の公務員として、西尾市に暮らす一人として、仕事も生活も充実させるための行動、発信を今後も継続していこうと思います。


※ちなみに、本庁舎1階の市民課ロビー、窓口には月初の人口推移が表示されていますので、通りがかりにでもご確認いただければと思います。

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では!

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ABOUTこの記事をかいた人

ムラタ ヒロアキ

ヒトとの出会いをきっかけに西尾市役所へ転職。ふるさとプロデューサー。
行政マンと個人の両目線をもってブログ「Murabridge」を運営。
日常に溢れる地域資源を発信し、自らが訴求したいことで何かとつながる(架け橋)を目指す。
そこから生まれる新たな世界と展開を求めて。