おはようございます、愛知県西尾市の公務員・村田裕昭です。
昨日より、新年の業務が始まりました。
西尾市では、新年の初日には無形文化財である三河万歳が披露され、新たな始まりに活力を与えてくれます。
(僕は見に行けなかったので来年こそは)
そして、この日に限ってはもう一つ素晴らしい取り組みがあります。
それは地元の中学校の茶道部による新春呈茶サービスです。
(画像は広報にしおより)

本庁舎1階の市民ホールを利用し、西尾の抹茶でおもてなしをしてくれます。


毎年この日は年明け1日目ということもあり、多くの方が来庁されるため、普段味わっている人、そうでない人にも楽しんでいただけたのではないでしょうか。
僕自身は仕事の合間にいただきましたが、中学生たちの頑張る姿が印象的で元気をもらえました。
抹茶はあたたかいのも、冷たいのもいいですよね♪
今回の呈茶サービスは嬉しいことにCBCテレビのニュースとしてYahooニュースにも掲載されています。
当日の様子がわかりやすいので、ぜひ見てみてください。
(西尾の抹茶【公式】Twitterより)
— 西尾の抹茶【公式】 (@nishiomatcha) January 6, 2020
でも、なぜ僕が今になってこの取り組みを記事にしようかと思ったのかと言えば理由は2つ。
1点目が何となく形式的な感じの印象を受けたこと。
2点目が自分も当たり前感を覚えてしまっていたからです。
この一杯には、歴史や文化はもちろん、たくさんの人たちの想いが詰まっています。
僕は西尾市の出身ではありませんので、実際に西尾市の人間になってみると、このような素晴らしい特産品がある、それを振る舞う機会があることは大変貴重だと感じました。
おそらく、全国の自治体、世界を見ても新年を迎えた仕事始めの日に呈茶サービスをするところはないのではないでしょうか。

西尾市では、子供たちに西尾の抹茶を知る機会がありまして、僕の娘たちも保育園でお茶会をしています。
年少、年中、年長に役割が分かれておもてなしすると長女から聞きました。
先生や地域の方々と一緒に楽しく学ぶ時間があることも、西尾市の誇るべき教育や文化です。
(画像は地元ケーブルテレビのKATCHさんで昨年放送されたもの。上の娘です。)


自治体にいると、どこか思考が勝手に枠の中に入りがちです。
だからこそ、時に発想や思考を見つめ直し、当たり前に感謝して、当たり前だからこそできる発信を大切にしていくことで地域や特産品に対する愛着が生まれると僕は思います。
今回をきっかけに、僕も日常的な西尾の抹茶の味わい方を探してみます。
今年の新春呈茶サービスは、僕にとって「西尾の抹茶にありがとう」な日でした。
西尾の抹茶、これからもよろしくです!