こんばんは、愛知県西尾市の公務員・村田裕昭です。
昨日は、豊橋市駅に隣接する『MUSASHI innovation Lab CLUE(クルー)』へお出かけ。

CLUEというステージで、豊橋市に拠点を置くBリーグ1部のプロバスケットボールチーム『三遠ネオフェニックス』を盛り上げるべく、チームとスタートアップ企業によるピッチプレゼンコンテストを見に行ってきました。

会場には、チームの代表である北郷健二郎さんをはじめ、チーム関係者を含む総勢約82名の参加者が。すごい!
(写真はCLUEさんのFacebookページより)

僕が参加した理由は二つ。
一つ目は、西尾市にある女子バレーボールチーム『デンソーエアリービーズ』を盛り上げていくために、スタートアップを活用できないか。スタートアップとの相性はどうかを知りたい。
二つ目は、エアリービーズに連動して、Vリーグという組織自体に対して地方自治体から何か動けることはできないのか。
あらゆる面からスポーツ・地域・行政の可能性を考察したかったからです。
発表団体とテーマは以下の通りでした。
①ハピログ株式会社
その場にいるだけ人だけが利用できるポストカード「posto.jp」
②株式会社NearMe
ファン同士の試合会場への移動手段「NearMe」
③株式会社Sonoligo
定額でイベントに参加できる「sonoligo」
④株式会社ookami
スポーツ観戦ができて速報も届くサービス「Piayer!」
⑤エンゲート株式会社
ファンの声援を届ける投げ銭サービス「エンゲート」
⑥株式会社Acompany
決済ブロックチェーン技術に関するサービス提供
どの提案もスタートアップらしく、アイデアやスピード感にくわえて、実現度や共有度を感じられる、ワクワク感を創出させる内容ばかりでした!
このようなピッチコンテストが実現している時点で、チームもスタートアップも地域の企業や人もフェニックスを盛り上げたいという熱量を感じられました。
僕が発表を聞いた上でいいな!と感じたのは2つ。
一つ目は、エンゲート。

チームや選手に投げ銭できるギフティングサービスは世界初!!
・試合があるけど会場に行けない人でもライブチャットで楽しめる。
・いいプレイに対して投げ線することで、会場との一体感を感じやすくなる。
・チームだけでなく、選手個人を直接応援できる等々、今までにない満足度を得られます。
面白いのは、試合のない日でも365日24時間いつでも投げ銭できること!
その結果、好きな選手と記念撮影できる権利が得られたり、イベントに参加できたりできるようです。
BリーグやJリーグでも既に導入実績もあり、マーケティング面も充実していることから非常に説得力があります。
サービス側としても、チームや選手の関わる度合い別のサービスを『松・竹・梅』で提供できることや、投げ銭がどの程度されているかなどの考察資料が整っているのは契約をする企業側にも好感がもてる気がします。
ただの資金集めとして捉えるのではなく、プレイヤーそれぞれの夢や個性をギフティングという形で応援ツールであることです。
僕としては、エアリービーズやVリーグで導入するのはいいんじゃないか!に一票。
二つ目は、NearMe(ニアミー)。

やはり、会場への移動は大事です。
Bリーグに限らず、電車やバスなどの公共交通機関、動員人数を増やすからこそ必要になる駐車場の問題など、課題を抱えているチームは多いと言えるでしょう。
そして、連動してくる悩みが自治体とのインフラ整備。
各スポーツチームだけの事情ですぐに動くことは容易ではないのですが、だからこそチームやリーグとのコミュニケーションは不可欠です。
・試合会場での駐車場の混雑は避けたい。
・駐車場からアリーナ入口までが遠い。
・帰りのバスの時間や混雑を気にしたくない。
・Bリーグではアルコールを飲みながら試合観戦できますが、車で行ったら運転手は飲めない。
そんな悩みが、NearMeによる相乗りサービスを利用すれば、行き帰りの心配がなくなります。
具体的な説明は省きますが、簡単に言えばUberのような仕組みに近いです。
・アプリを利用し、相乗りする方と一緒に向かう。
・決済はクレジット等によるキャッシュレス。
・行き帰りの距離が相乗りした場合は最後に降りる人が決済し、先に降りた人からは後からお金をもらえる仕組み。
・場合によっては、相乗者とも仲良くなり、一緒に応援できたり、試合後に地元のお店に飲みに繰り出したり、等々。
過去に記事にした移動の未来が変わるとどうなるの?のように、スポーツ観戦に限らず、移動の手段や選択肢が増えていくことには賛成。
ちなみに、フェニックスに関わる豊橋市のアリーナ計画については豊橋市の市議会議員である長坂なおとさんのブログにて。
ピッチコンテストの結果は、優勝がエンゲート株式会社、急遽?できた準優勝は株式会社NearMeと、僕もいいなと思った2社でした。
バスケットボールという競技、フェニックスのもつアリーナや拠点から見れば、課題解決につながる提案だったと思います。
何より、スタートアップとスポーツチームとのコラボが僕にはとても斬新で、スポーツ界をぜひ盛り上げていってほしいし、僕にもそんな機会がほしい!と感じられたのがよかったです。
今シーズンに開催されるフェニックスのゲームに期待です☆
僕自身は、ピッチコンテストの内容を活かせることをたくさん学ばせていただいたおかげで、盛り上げたいと考えているエアリービーズや西尾市の今後について、チームと行政が一体となったチームづくりの重要性を改めて感じることができました。
西尾市では、僕の提案させていただいた『エアリービーズフラッグプロジェクト』が動いており、お披露目も近づいてきております。
わが町のチームを応援すべく、今後も全力で動いていきます!
乞うご期待ください!!