空き家問題や利活用のヒントは”自分であり地域の腑に落とすこと”と勝手に位置付ける!そして僕も動き出す!

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よくわからない出会いから考えるきっかけをもらったオジさんがステキだった!ならば動くしかない気がする!

以前記事にしたのですが、西尾市佐久島に行った時に出会ったオジさんのおかげで僕は何かをしたくなった
それは「空き家利活用」である。

物件はこちら
ナナメ

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正面

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もういっちょナナメ

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平屋で水周り完備のため宿泊可能。
草でわからないかもしれないけど家の前にはスペースもある。
高台にも登れて島を眺める景色もいい。
ちなみに、佐久島の住宅は独特の黒塗りをしているため僕も塗ってみたい。

そして吉永仁くんがいる「カフェ&バー じょえる」も近いためサクッと飲み食いに行けちゃう。

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そんなところを「安く貸してやるから、使ってくれないか?」なんて話をいただいちゃった僕。
超テンション上がりました!
「島に拠点できるやん!」みたいな男のロマン的なやつ、そしてワクワク感
その時はまだ方向性も見えてなかったので即答しなかったんです。
最近になって、ボンヤリと僕の乏しいイメージを描いていくうちに少しやってみたいことが生まれてきたのでブログにも書いて行動に移していくことにしました。

残念ながら、そのオジさんの写真はない。なんせ初対面!でもなぜか名刺くれた!笑 そして言われたのが「何かあればいつでも連絡しなさい。」って、なんかテレビや漫画の世界のフレーズを言う人に出会った感!笑 これだけ言っておけばオジさんの良さが伝わった的な。

そんな出会いが僕の空き家に対する考えをもって腑に落とすはじまり。

空き家を撲滅する!そんなことは不可能な現実。僕は身の丈にあった利活用を目指すのが成功法と捉える。

近年「空き家問題・活用」は自治体であり地域活動はじめ「移住ブーム」等でフォーカスされている気がする。
先日直接お話しを聞く機会があり知った福井県鯖江市の企画であるゆるい移住なんてのはすごい内容で笑える!

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僕が行政マンで動いている人を知って直接お会いできたのは商店街の空き家活性化に絡んでいる長野県塩尻市の「nanoda」、

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西尾市職員と一度潜入した愛知県岡崎市の「ここdeやるZone」とか。

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実際に前線で活動されている方の話を聞いてみた僕の見解は、「同じことは僕にはできない。」という結論である。
やっていることはすごく魅力的!行動力も熱量も申し分なし!でも、現実問題仕事や家庭事情を考慮すると僕は難しい。
なので、その変わりに地方の行政であり行政マンが頑張っていることを発信することが僕の役割だと思っている。

この運営・企画をしている現場も人も地道な積み重ねで今に至ること、ストーリーを語れるようになりたいですね。

また、多分9割9分の確率で西尾市職員が同じように動くことはないでしょう。
なぜか?まずは”自分ごとに落とせていないから“であると思う。そして、現場に行って知ろうとする人間がいないから。答えは簡単なんですけど、これが西尾市の現状。多分動いているのは担当課のみ、あとはほ〜んの一部でしょう。
僕は自分の市の職員をあえて批判的に書いているが、ある意味でしょうがないとも思っている。なぜなら、自分に関連する部署でもない、自分が困っているわけでもない、誰かがやるでしょ、なんとかなってるじゃん、そんなことを想定すれば動かない理由なんて腐るくらいある。
その根っこにある”自分であり地域の腑に落とす“ことができないと市の職員がアセをかく、考えるスキームでありムーブメントは起きないのが現実である。

現在、西尾市では町内会長さんの協力で本当に危ないかな?という空き家件数は216件と把握。担当部署の方からスッと数字が出てきたのが実はめちゃくちゃ嬉しかったですわ。
その方に、「何をするんですか?」と聞かれ「秘密です」と返答をしておきました。笑
いずれ協力していただきたいのできちんとお話しますけどね。まだまだ未熟な構想段階なので。
その方とも飲みに行きたいなぁ、新たなつながりからヒントが生まれるかも♪

そんな意見を元に僕は地域のヒトとヨソモノで成立できる空き家利活用を小さく実現させようと考えている。

島と空き家。そこにかけ算でより何かを伝えられるコトを生み出す…予定!?

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僕はようやく島の空き家をどうしてみようか、と考えボンヤリと考えがまとまってきた。
ふるさとプロデューサー研修で出会った群馬県はじめ前橋市で奮闘中の天田亮介さんにも相談に乗っていただきました。
(ここでふるプロの絆の強さを感じあえてお互い嬉しかったり。)

メッセージで印象的だったのが、
・空き家を通じて何を考えるのか?
・長い目が必要
・人的ネットワーク
・自発的な交流人口が増えて、その結果として移住定住
・空き家が市場に出回らない理由に対するソリューションが必要
・愛知県津島市津島ツムギマチ・プロジェクトなんてのもあるらしい
そして、僕みたいな行政マンの考えに対して言ってくださった”直接経済効果は生めなくても、まわりにマインドの変化を起こして、ゆるくて小さくても強い渦を起こしけばいい“というのがとてもありがたかったです。

今はまだイメージ段階でここに書けるようなものはない。
でも、動き出していけそうな頭の中での構想はできてきた。
となれば、僕は動き出すべきだと思う。

去年1年は行政1年目ということもあり生意気だと思う反面で自分のやってみたことにブレーキもかけてきた。
でも、今回のことは当然力を入れるけども無理のない進め方で実現してみたい気持ちを大切にしてまずは1人からだけども動き出していくことにした。
僕がやろうとすることなんて216分の1。
成功も失敗もない。リスクだってない。
事例がないからやる。それが洒落た言葉で言えばイノベーションってやつになるんであろう。

家主さんにも交渉して、1年という時間を有効に、きっとやり遂げます。
かっこよく書いたけども、僕的には変に力を入れすぎずに小さく進めていく、その先を楽しみに、楽しみながら。

そのために必要なアイディアはじめヒトでありデザインであり資金面、あらゆる素材は歩きながら出会っていきたい

西尾市佐久島の地図を貼り付けておきますね。ぜひフラっと来てください。

そんな僕の空き家利活用をお楽しみに♪
(あ、手伝ってくれてもいいんですよ。)

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ABOUTこの記事をかいた人

ムラタ ヒロアキ

ヒトとの出会いをきっかけに西尾市役所へ転職。ふるさとプロデューサー。
行政マンと個人の両目線をもってブログ「Murabridge」を運営。
日常に溢れる地域資源を発信し、自らが訴求したいことで何かとつながる(架け橋)を目指す。
そこから生まれる新たな世界と展開を求めて。