多文化交流イベント「サン・ビレッジ2019」から見えた西尾市の未来を占う!

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こんばんは、愛知県西尾市の公務員・村田裕昭です。

大型連休の二日目。

僕は家族揃って西尾市歴史公園で開催された多文化交流イベント「Sun・village(サン・ビレッジ)2019」へ遊びに行きました。

※サン・ビレッジとは
西尾市周辺に住む外国籍の住民と日本人住民との食をテーマにした多文化交流イベント。
西尾市内の外国料理店をメインに、色んな料理を楽しめるイベントです。

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会場の雰囲気とても和やかでいい感じ。
初めての人も、親しみのある人も、いい距離感で交じり合い、楽しめるイベントでした。

そこで、現在の西尾市の状況を紹介しながら、イベントに参加したことで気づけたり、感じたことについてまとめます。

①西尾市の外国人について

西尾市の総人口は、4月1日時点で172,424人。
・男性 87,611人
・女性 84,813人
・世帯数 65,406世帯

内、外国人の占める割合は5.6%となる9,659人
・男性 5,439人
・女性 4,220人
・世帯数 5,330世帯

外国籍の状況としては、
・1番 ブラジル 3,679人
・2番 ベトナム 2,089人
・3番 フィリピン 1,322人
・4番 中国 746人
・5番 インドネシア 587人
となっていますが、他にもペルー、韓国、ネパールなど、全部で45カ国にも及ぶ人たちが西尾市にいることがわかっています。

※上記内容は全て西尾市のホームページで公開されています。

製造業が盛んである愛知県、西尾市には、労働者を求める企業側と労働と暮らしを求める外国人とのマッチングが増加傾向にあること。

また、観光資源が多い地域でもあり、インバウンドの効果により、今後も多くの外国人が来ることが予想されます。

つまり、西尾市には外国人と共に生きていくためのサポートが必ず必要になります。

ごみの出し方、防災、子育て、税金、言語対応など、あらゆる面での行政サービス。

地域で暮らす、買い物、食事、仕送り、コミュニティなど、生活レベル。

まだまだ不足することはありますが、西尾市としても多言語に対応した防災アプリの導入など、市民からの意見を反映させた取組を進行中。

今回の様なイベントや現状を知る機会をきっかけに、日本人が外国人へ、外国人から日本人へのつながりを増やしていくことで、西尾市が多文化共生できる地域になっていけると思います。

結果、他の地域への横展開も生まれていけば、日本は素晴らしい国になれるのではないでしょうか。

②一つ一つに向き合えば、国籍は問題ではない

サン・ビレッジの会場で、面白い現象を見たんです。

一つ目は「だるまさんがころんだ」。

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子供、大人、国籍、年齢、性別、職業も関係なく、全員がだるまさんがころんだを楽しんでいる姿。

これを見た時に、これだ!と気づかされました。

国籍や言語は関係なく、一緒に楽しめる何かが一つあるだけで、自然と輪が広がり、僕らは一つになれるという心をもっているんです。

二つ目は「外国の食」。

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今や僕らの日常に、外国からの人や文化を通じた食を味わうことをしない生活はありえない。

「ウマい!」の一言で通じる食の世界は、素晴らしいコンテンツ、コミュニケーションのきっかけになります。


つまり、日本人や外国人、日本食や外国料理としてではなく、一つ一つのことに僕らが向き合えば、相当のことでなければ何とかなる。
一緒に遊べる、味わえる、楽しめる、支え合える世界は、僕ら次第で創れるということです。

遊びや食を通じて世界とのつながりを考えられる、感じられることは、楽しみでしかありません。

③家族との会話

やや私的ではありますが、嬉しい誤算。

今回のイベントには、妻と娘二人と参加したおかげで、妻や子供との間に新たな会話ができたこと。

妻とは、
「私やひろさん(僕)の職場にも外国人はいるよね。」
「外国の料理って美味しかったり、口に合わないと感じたりもするけど、面白いよね。」
「これからも日本、特に愛知県には増えてくるよね。いないと困るよね。」

子供とは、
「保育園にも外国から来た友達いるよ。」
「わからなかったら教えてあげたりするんだよ。」
「一緒に遊んだりできるんだよ。」

何気ないようで、僕ら家族の間ですら実感していることが多々ある。

つまり、既に僕らの仕事や生活の中に、外国の人や食などがあって当たり前な時代、社会になっているということ。

そして、僕ら日本人と外国人は、同じ日本という国で暮らす、働く、遊ぶ、関わる人として、助け合って生きているということ。

僕は家族との会話から、あらためて外国人とのつながりがこれからの日本を創っていくために超重要なんだと実感。

最後に

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これからの時代は、グローバル化は避けられません。

僕が考える理想の未来は「外国人の多様性を受け入れ、共生していくこと」だと思います。

簡単に言えば「難しく考えず、一緒に考え、笑い、悩み、楽しもう!」ということ。

お互いのわかり合えることからでいい。
小さなボディランゲージ、片言なコミュニケーションからでいい。
お互いの存在をリスペクトし合い、ラブ&ピースな世界観を共有し合えることが必要だと思います。


最後になりますが、
素晴らしい機会を設けてくれたサン・ビレッジ2019の皆さんへ、スペシャルサンクス!!

※写真はサン・ビレッジを主催する方よりお借りしています。

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ABOUTこの記事をかいた人

ムラタ ヒロアキ

ヒトとの出会いをきっかけに西尾市役所へ転職。ふるさとプロデューサー。
行政マンと個人の両目線をもってブログ「Murabridge」を運営。
日常に溢れる地域資源を発信し、自らが訴求したいことで何かとつながる(架け橋)を目指す。
そこから生まれる新たな世界と展開を求めて。