『マインドフルネス』であることは僕らが幸せに生きられるヒントかもしれない! (1)

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こんばんは、愛知県西尾市の公務員・村田裕昭です。

(この記事は2回に分けて書きます)

3月10日(日曜)。
西尾市ハズフォルニアで開催された「幸せに生きるための技を瞑想と脳科学から考える」の講演会に参加。
幡豆いきいきセンターにて)

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お話をしてくださったのは藤野正寛さん。

<藤野正寛さん>
・京都大学院教育学研究科
・日本学術振興会特別研究員
・現在は博士資格を取得

藤野さんが研究されているのは、
自分が実際に体験、実践している『マインドフルネス瞑想(集中瞑想と洞察瞑想)』による神経基盤の解明です。
藤野さん自らがMRIに入り、瞑想中における脳内の個人内変動を調べることで、マインドフルネス実践による健康や幸福感などを調べています。

僕が講演会に参加した理由は、
①瞑想と脳科学の研究者によるお話を聞いてみたい。
②そもそもマインドフルネスって何?
の2点に興味を抱いたから。

瞑想により脳科学的に効果が現れているマインドフルネスよって幸せに生きられるかもしれない、なんて面白そうじゃないですか。

藤野さんが紹介してくださった京都大学のプレスリリースもありますので、ぜひ見てみてください。

僕からは、実際にお話を聞いた内容がかなり濃くてよかったので、まとめていきたいと思います。

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マインドフルネスとは?

藤野さんが言われるマインドフルネスとは、
「次々と生じている今この瞬間の出来事や経験に受容的な注意でありのままに気づいていること」

もう少しわかりやすく言ってくださったのは、
「今やっていることや起こっていることに心がこもっていること」
だとおっしゃられていました。

つまり、その人の状態や特性を表すものと言われています。

マインドフルネスな気持ちや感覚をもつというのは、
「朝はマインドフルネスだったなぁ」
「あの人はマインドフルネスな人だ」
といった非日常ではなく、何気ない日常においても現れるとのこと。

マインドフルネスな状態になるための方法としては、
ヴィパッサナー瞑想チベット瞑想座禅など原始仏教瞑想に基づいたものが存在。

近年では2000年以降、マインドフルネスに関する研究が急激に増加。
イギリスやアメリカにおいてマインドフルネスを導入する企業や医療機関などが増加傾向にあることがわかっています。

(藤野さんの研究資料より)

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では、マインドフルネスな状態や特性になるには、何が必要になのかを2点のポイントでまとめます。


①注意力を育む
まずは、集中瞑想

集中すべき対象からそれた注意を、何度でも意図的に取り戻す能力が、判断、性格、意思の本質。
この能力を育てることが重要。

マルチタスクと聞くと聞こえはいいものの、果たして本当に両方に生産性、集中力を低下させていないだろうか=注意散漫な状態に習慣づけられる、ことは気をつけなくてはならない。

この先、僕らが生きる世の中にはドンドン情報があふれていく中で、最大の財産となるのは注意力や集中力になるのではないか、と藤野さんは言われています。

実際に僕らも会場で試した集中瞑想は呼吸です。

呼吸は、無意識的にも意図的にもコントロールできるため、そのことを意図的に観察してみる。
そうすることで、自分の情動状態を把握できるようにもなり注意力に気づけることになるとのこと。

僕の実践結果は、
3分間の呼吸をしている間に意識をしていても、別のことが頭をよぎりました。
しかし、別に意識がいってしまうことは問題ではなくごく自然なことで、そこから再度呼吸に意識を戻し、集中することができるようになることが大事なんです、と藤野さんがおっしゃっていたのを聞いて「なるほど!」と腹落ち。

リラックスした状態で口を閉じ、鼻呼吸のみで実践してみてください♪


②ありのままに気づく
次は洞察瞑想

「今、この瞬間に生じている経験にありのまま気づく」という感覚、感情、思考をもちいた技法。

経験にありのままに気づき、気づきの範囲に意識を止める。
なんらかの対象に意識がとらわれていることに気づき、とらわれている意識をその対象から離す。

色んなものをそのまま感じる、気づく。
でも、全体にも気づけるというのが洞察瞑想であると。

言葉だけを聞くとイメージしにくかったのですが、動画や実際に僕らが試した「レーズンを食べてみる」を実践をしてみたらわかりやすかったです。

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・手のひらに置く
・色んな角度から見る、触る
・香りを嗅ぐ
・味を想像する
・口に入れ、舌で感じる
・噛んで味わう
・飲み込む
・余韻を感じる

日常における自然の動作の中で、僕らは複数の感覚を感じ、感情を抱き、色んな経験を重ねているんです、という藤野さん言葉に腹落ち。

皆さんも、何かを手のひらに置き、対象となるものを初めて見る感覚で試してみてください♪


このように、集中瞑想や洞察瞑想を日々起きている日常の中に注意や気づきを感じていく、訓練していくことで、僕らは誰でもマインドフルネスな状態や特性になれるんだということを教えてくださいました。

もしかしたら、マインドフルネス瞑想は僕らを幸せにしてくれるヒントになる?のではないかと感じさせてもらった藤野さんに感謝感激でした。

僕に置き換えて考えてみると…

過去の僕を振り返ると、マインドフルネスが欠けているなぁと言えてしまう状態でした。
その結果、自らマイナスになってしまうことも多々あったと感じています。

しかし、今年度に至っては自分のことを内省し、あえて周りとの距離感を持ちながら仕事やライフワークを過ごしたことで、藤野さんの言われるマインドフルネスな部分が少しずつ感じられている自分もいます。

藤野さんの言われるとおり、非日常的なことではなく、継続的な実践をしていくことで、今後の僕がマインドフルネスな状態や特性をもてるように、マインドフルネス瞑想を実践してみます。

そうすることで、自分自身が幸せな生き方ができるようになれる気がします。
結果、他の誰かにもマインドフルネスを感じてもらえることができる存在になっていけたらと思います。

続きはまた後日!

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ABOUTこの記事をかいた人

ムラタ ヒロアキ

ヒトとの出会いをきっかけに西尾市役所へ転職。ふるさとプロデューサー。
行政マンと個人の両目線をもってブログ「Murabridge」を運営。
日常に溢れる地域資源を発信し、自らが訴求したいことで何かとつながる(架け橋)を目指す。
そこから生まれる新たな世界と展開を求めて。