素晴らしいコト・モノ・ハコなのですが、私は”未完の大器”と名付けており”もったいない”と思いまくっています!(怒られるかも…)
先日、西尾市の”学芸員”という枠で採用されている若きエースになっている気がするア◯キさんという方から「企画展示会を開催するのでどうですか?」なんてお声がけいただいたので、なんだかとてもステキなカッコイイ建物である”岩瀬文庫“へ。

まずはイベント説明の前に建物の素晴らしさを伝えるべく岩瀬文庫プチ内覧会を勝手に実施。なんてったって100周年を迎えているのですかすごいんです!
今回の企画展と思われる繊細なボードが設置されていましたのでわかりやすい岩瀬文庫。

角度を変えるとこんな感じでステキな岩瀬文庫。

建物に入るのは2回目の私なのでなんだか恐縮しながら入ると主役様であります”岩瀬弥助“なんて方の自己紹介がお出迎えしてくれる岩瀬文庫。

今回の企画展は2階ということでステキな建物内の2階にへと向かうわけですが何やら階段からもステキな感じが漂う岩瀬文庫。
階段にはステキな絵が細部まで仕掛けてある岩瀬文庫。
いたずら感から溢れた高い場所にまで仕掛けがある岩瀬文庫。
2階へ到着した瞬間から「うわぁ〜」とか「ほぉ〜」なんて声が聞こえちゃう気がする岩瀬文庫。

見て回るだけでステキな写真が撮れちゃう岩瀬文庫。
自動音声案内や本の探し方まで案内してくれる設備を備えています岩瀬文庫。
(実際に私がタッチしたのですが著書が難しすぎてついていけませんでしたけどね)
ついつい前職のクセなのか、かっこよく展示されている印鑑に惹かれる岩瀬文庫。
ちなみに、2階から外の景観を見てもいい雰囲気しか出していない岩瀬文庫。

くわえて、建築とかわかんないけどなんだかかっこいい設計図が書いてある壁がイケてる岩瀬文庫。

最後に、岩瀬文庫の創業者である岩瀬弥助さんがおっしゃっていたと思われるステキな言葉を紹介している岩瀬文庫。

おわかりいただけましたか?
岩瀬文庫については掘り下げると深すぎるため、詳しいことはまた後日に、とは言ってもそうなるとせっかくの記事ももったいないので少し説明を。
岩瀬弥助は慶応3年生まれ。
明治31年に西尾町長になる。
明治36年になると文庫設立構想を視野に入れだして明治41年に当時の岩瀬文庫開館。その当時の蔵書数は27,500冊。
大正7年には55,000冊、大正12年には80,000冊まで増えたためそこに至るまでに改築と書庫の新設を行った。
昭和5年1月3日、岩瀬弥助はがんのため死去。63歳。
のちに三河地震や買収話による施設売却交渉の浮上、地域の反対運動等を経て昭和30年には西尾市立図書館岩瀬文庫になる。
平成15年に現在の西尾市岩瀬文庫に新設される。
こんなざっくりな説明でひとまずご承知ください。
とりあえず、気づいたかわかんないけど”語尾を全て岩瀬文庫”にしたので、記事を見られた方は覚えてくださったと位置付けておきますよ♪
展示物も説明する学芸員も来てる方も超レベル高い!だけど少しさみしい気もしたのが本音…。なぜか?
今回の展示会を担当されたア◯キさん(左から2番目にいて説明している若きエース)に群がるおっちゃんおばちゃんがいるわけですが、見るからに歴史とか文庫とか好きそうでした。

少しだけ40台くらいの方もいらっしゃってましたが、1番若いのは私。
全体人数的には20名くらいでしたね。
みなさん一生懸命に学芸員さんのお話を聞いておられました。
私には難しすぎてなんのこっちゃわかりませんでしたが雰囲気だけは便乗してたつもりですが、やはり若い人が周りにいないしiPhoneで撮影してるのも私だけなので言うまでもなくういてたのは承知済、ちーん。
とはいえ、あまり覚えていないけどもア◯キさんの説明を聞いてるフリをして聞いてる方々の嬉しそうな頷きや「へーヘーホーホー」とか「なるほど」なんて言葉を聞いて勝手に会が面白く思っていただけてると思い込んで私も喜んでましたが。

なんでも、この手の企画展と言われるものは学芸員さんが独自で決めて説明までしてしまうというポテンシャル高すぎる内容と聞きました。なので説明をしている最中も作品や文集に残っている言葉を説明しながら「この文書から読み取れる◯◯という人物の想像される背景が好きです」とか、「実は世間では悪く思われていますが実は文書から読み取れるのは違う見解と捉えることができます」なんて説明している姿がいい感じで説明聞いている人をまたも「ヘーヘーホーホー」とか「なるほど」と頷かせてましたわ!
終わった後もおっちゃんおばちゃんの猛烈にマニアックな質問攻めにあってたので話を聞かずに帰ってしまったのですが、またの機会にお話したいですね。
そんな彼女は若くして素晴らしい学芸員。西尾市が誇るヒトであると勝手に私が証明しておきます♪
紹介した施設以外の展示物も大切に保管されている施設がこちら。

横アングルもかっこいいでしょ、ヘヘヘ。

さて、ここで私が勝手に感じていること。
これだけ紹介してきたステキな施設やヒト・コト・モノ・が備わっているのにタイトルにした”成熟していないポテンシャルを引き出したい“と”未完の大器“なんて表現についてです。
まず、西尾市が平成27年4月に公開しているデータとして平成25年度時点では利用者数35,000人。これが多いか少ないかは正直わからない。古い書籍や展示物の貯蔵施設としてあるため普通の図書館とはわけが違うのは理解できる。今回の展示会企画以外でもアートやクラフト、家族で楽しめる催しでありワークショップも開催しており岩瀬文庫に関わる職員に関しては年間計画を通じて毎年創意工夫が見受けられる。
では、他の職員の認識はどうなのか?
私が同僚から耳にしているのは「岩瀬文庫はすごいよ!」なんて言葉を聞いているが、実際にどのようにしていくのがよかったり、どのように関わったり発信していくのがいいのかは聞けていないのでわからないが、個人的見解としては厳しいかも知れないがあまり考えていないのが現実だと思う。仕方ないですよね、現実問題部署が違うし、そこが何かを生みだすために自分がどのように関われるかも私自身もわからない。それにしても私はなんだか口だけで軽視されてしまっている気がする。
そんな偉そうに言っていて過去のブログはじめ日常でも?多少好き勝手にしている私ですが、今回に限らず別にむやみにフラフラとイベント等に行っているのではない。行政マンであるためのの1番の要因としては自分がまちとか地域を知らないと発信はできないということに課題を抱えている。そのくせこんな記事を書いているのはナンセンスかもしれないが、だからこそ私は現場を知って自分の力不足を把握したうえで今後を考えるプロセスに入っていきたいと思っている。そこで初めて行政マンとしてフォローの風を発信できるのだと痛感している。
そんなことを考えていると思ったのが、行政以外で考えて一個人であり西尾市の市民の方々が岩瀬文庫をどう思っているか?である。
当然知ってはいると思うのだが、果たしてまちの重要な役割を果たせるような見られ方や愛され方をされているのかどうか?そこが根底にあるような気がした。
近隣他市から見ると岩瀬文庫は本当に魅力があるらしい。「西尾市さんは岩瀬文庫があるじゃない。うちの市にはあれだけ素晴らしい施設でありモノはないから羨ましい!」なんて声を直接聞いたことがある。
そうであれば、地域のからも何かシンボルとまではいかなくても気になったり誇れるような立ち位置におとしていかないと今後の岩瀬文庫の伸びしろでありフォローが減ってしまう気がしている。
そう考えれば、課題としては地域全体で考えられる、フォローしていくのが理想的なんでしょうね。
未完の大器はいつまでも待ってくれるわけではない。
目新しい何かが生まれたら今の世の中は移り変わりが早い。
そんな中でローカルで長く息ができる可能性が大いにあるのであれば、行政だけでなく地域からも大事にしてもらえるような考え方をできるように私も真剣に考えて動いていきたい。
あと、ネットが当たり前になってきているためホームページを頑張ってイケてる感じにしてほしい!というのが個人的願望であります、今のも決して悪くはないのですが。
ネットで見る人も今は”目利き”がありますからね、何か見てくださった方に「岩瀬文庫いいなぁ♪」なんて印象を植え付けられるようなサイトになってほしいです。
私がなぜか縁をいただくことになったフラフラさせていただいている東京都三鷹市の「三鷹市市民協働センター」なんてところは職員と地域のイケてる方とが連携してリニューアルされたサイトがいい感じなんです。 こちら をぜひ覗いてください!
こんな具合で毎日とか毎週覗くのがワクワクするサイトにする価値が岩瀬文庫にはありますからね。
(私のサイトがどうかは知らずに言っている…)
なんだか全体的に若干批判的に捉えられてしまうかもしれませんが、私的には既存へのリスペクトありきで今後のために何かしていきたいというポジティブな考えなので、ご承知ください。
そんなわけで、岩瀬弥助さんに勝手に「頑張ります!」と誓って笑顔で記念撮影♪

…私、怒られることしてませんよね?笑