『ええじゃないか!カイゼンまつりin豊橋〜気づきの花火を、打ち上げろ!〜』が素晴らしく面白かった!!

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改善は自治体を変える!「やろまい!カイゼン!」

平成31年2月22日(金)。
愛知県豊橋市にて『第13回全国都市改善改革実践事例発表会』が開催されました!
(全国の各自治体で行われている、業務改善の優秀事例を一堂に集める発表会です)

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場所は穂の国とよはし芸術劇場PLATにて。

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平成18年度に山形県山形市で開催された第1回大会より開催。
全国より集結した自治体数は32にも及ぶスケールには驚き。
会場には200人を越える人がいたのではないでしょうか。

僕は今回が初参加。(仕事の都合で途中まで)
東京都小金井市堤直規さんとご一緒でき、何とも贅沢な時間でした。

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進行が始まると、カイゼンまつりや参加自治体の紹介動画による演出で会場があたたまり、今回のイベントを祭りと称し、参加者と発表者に一体感をもたせてくれました。

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この発表会は以下のルールに沿って行われました。
①発表は5分
②審査員コメント
③会場にいる人からのライブコメントに一言

5分で伝えるのはトークも資料も難しいだろう、とは思っていましたが、聞いてみればそんなことはない!
全ての発表が非常に素晴らしく、とても楽しめました!

そんな発表の中から少しだけ抜粋をしてご紹介。

愛知県豊橋市
<発表テーマ>
『Why・わい・わーい(3W)』

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こちらは3Wを活かした改善好循環モデルの風土化を目指した取り組み。
ポイントは「改善する」を改善する仕組みづくりとしての3W。
・Why…何故を追求
・わい…わいわいやる
・わーい…喜びを分かち合う
そうすることで、自身の現場はもちろん、その雰囲気が他課にも広まり、組織全体にいい雰囲気が見える化されていくという改善!
豊橋市が農業の盛んな地域である特徴を活かした踊りや被り物もPRされていました♪

宮城県都城市
<発表テーマ>
『三セクフェニックスプロジェクト』

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こちらは三セクは官でも民でもなく、学びの場も少ないため、本来期待された機能を発揮できていない状況を打破するための改善。
都城市では4町の施設の温泉施設を4つの三セクが管理していてそうで、4社の連携不足やビジョンが不足していて困っていたとのこと!
ポイントは「横串を刺す!」ことで4社それぞれの特徴を活かして生かす。
・市も積極的なコミニケーション(コーディネート)
・同じ方向性を示す(ビジョン)
・交流、気づき、発見の場に(コミュニティ)
結果、仕入先共有によるコスト削減、技術やノウハウの共有、連携した新しいイベントを開催が行われ、平成30年4月には4社が合併することに。
行政の本気、三セクの一体感によりスモールスタートを生み出し、ガッチリと改善効果が出ているそうです。

埼玉県さいたま市
<発表テーマ>
『〜ひとりで抱えこまないで〜シェア(share)ボックス』

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こちらは窓口や電話対応、相談業務の状況により、一時的でも職員間の業務量のばらつきが生じる。
シェアボックスを使うことで個人が抱えている業務を職場全体で分担できるようにするという改善。
ポイントは「業務の助け合い」をすることで個人の仕事量を見える化できる。
・気軽にお願いできる雰囲気づくりで解決
・誰かだけにしない
・溜まってしまう原因が見える=担当者も管理者も困ったが見えて次の改善に早期対応できる
結果、職場もスッキリ!行政サービスも高まる!と言ったいいことづくし!!
発表からも職場の雰囲気の良さが伝わってきました♪
(妖精のシェアちゃんを演じるのは課長さんだった!笑)

神奈川県川崎市
<発表テーマ>
『”ゼロ”円「消防広報」』〜中原消防署は地域の皆さんから大人気!?

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こちらは「効果的な消防広報をしたいけど、お金がない。どうしたらいいのか?」を課題に。
川崎市は神奈川県の中でも最も人口が多く、転入者も多い。
そのため、これまでにない目新しい広報によってインパクトを生み、親しみやすい伝わる消防広報にするための改善。
・庁舎や外部施設の入り口等にわかりやすく掲示
・地元企業、スポーツチームの協力
・行政機関(区役所、警察、消防)が連携したイベントの開催
結果、多くの連携による相乗効果、アイデアにより、予算”ゼロ”円にて効果的な消防広報が実現!
なんと、女性バンド『SHISAMO』にも1日消防署長として協力していただいたとか。

他にもたくさんの素晴らしい改善発表ばかり!
発表を聞いている僕も、すごく前のめりで聞けたのに驚き!
公務員の改善を楽しめる感覚を覚えられるきっかけとしては最高の機会でした!

僕的に「いいね!」と思った点を3つ。
・皆さんが面白がってカイゼンをしている
知恵を出してコストを最小限にしている
・どの発表も持ち帰ればパクれる

一緒に聞いていた堤さんとも「市へ戻ったら早速やってみよう!」と盛り上がりました。

もう1つ、別の視点からの「いいね!」はイマキクという便利なアンケートツール。
バーコードリーダーから接続することで発表された内容に対してリアルタイムでコメントできるんです!
これについては別記事で書こう♪

来年の第14回目は兵庫県丹波篠山市にて開催。
(平成31年5月1日に篠山氏から市名変更)

既に来年の発表会が楽しみです。

その前に、僕はまず西尾市において現状の改善をカイゼンし、良き仕事へつなげなくては!!!

「やろまい!カイゼン!」

ABOUTこの記事をかいた人

ムラタ ヒロアキ

ヒトとの出会いをきっかけに西尾市役所へ転職。ふるさとプロデューサー。
行政マンと個人の両目線をもってブログ「Murabridge」を運営。
日常に溢れる地域資源を発信し、自らが訴求したいことで何かとつながる(架け橋)を目指す。
そこから生まれる新たな世界と展開を求めて。